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禁じ手!

数年前、まだそんなにソフトシンセやプラグインエフェクトが
クローズアップされなかった頃、僕としてはハードシンセや
単体のエフェクターで制作するというふうに決めてました。
当時はPCのスペックも大した事がなく、プラグインをロードすると
PCのパフォーマンスが著しく低下するような状況でしたので
それが一番の理由でしたが…
また、あまり良いなと思える製品も少なかったです(バリエーションが少なかった)。
しかし、最近ではPCのスペックもあがり
かなり魅力的な製品をみる様になってきました。
しかしどういう訳か和製メーカーはハードシンセしか出さない傾向が強いです。

現実的な部分をみると、ハードシンセの音色ROM(内蔵波形)は
数十〜数百MBが精々でそれに比べソフトシンセは、諸々で数十GBは
当たり前ですから驚きます。
やはりDAWの低価格による一般への浸透を考えるとこれで良いのか?と思えます。

私にとってのハードシンセに対する魅力は最近の物ではちょっとないですね。
しいていえばボコーダーとかでしょうか?

話は変わりますが…
昔からそうですが、声・歌という物がなんとか簡単に
入手出来ないかと思ってました。
自分では歌えないし、女性Vocalとなると段々敷居が高くなります。
CD-ROMやサンプリングCDはありましたがピッチやテンポの
呪縛からは逃れる事は出来ませんでしたし、一度使おうものなら
あっ、あのCDの音だっ、と言われるのではないかと
ビクビクしてとても使えたものではありません(汗)

声を扱うシンセがないと思っていて半ば諦めていたところ
偶然にも見つけてしまいました。
”LIQUID THE VOICE”です。
まあどうせAuto-Tuneを変にかけたみたいに声がヨレヨレするんじゃないの?
なんて思いながら、デモを聞いてみましたが至って自然です。
音はセッションミュージシャン(なのかな?)の男性女性を収録し
それをもとにシンセサイズというか内蔵エンジンにて自然な
ピッチやテンポを作り出す事が出来るようです。
よって自分で好きなフレーズを歌わす事が出来るようになります。
簡単に使ってみましたが、動作も軽くCPUメーターの振れも少なめで
なにより生々しい(悩ましいじゃない)声を出してくれました。
当然、声自体にエフェクトは付加されてませんから、いくらでも
後からいじれます。
なんだかちょっと良いおもちゃが手に入った感じで
嬉しいです。

で何が言いたいかというと、最近のハードシンセや
エフェクターに魅力を感じない私は、かつての決め事を破り
着々とソフトシンセの世界にのめり込んでいくのでした。

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2007年03月21日 16:19に投稿されたエントリーのページです。

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